
映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』に登場する日本航空“シティ・オブ・オオサカ”と同型の1/72DC-6Bキット。キットをそのまま組み立てるとスカンジナビア航空のモデルとなる。

メーカーはフランス、エレール社、残念ながら現在は絶版となっている。今回製作するベースキットは編集長のタカヤスが海外のオークションサイトebayで速攻で入手したもの。
プラスティックの質感はややぐにゃりとするヨーロッパ製品独特の軟質プラでモールドもかなり大味。河野氏がこれをどう料理するか、今後リアルタイムでレポートするのでお楽しみに。
写真・geta-o 文・河野嘉之
DC-6は名門ダグラス社が戦後の復興に湧く民間航空界へ投入したプラット・アンド・ホイットニー R-2800、通称ダブルワスプエンジンを四基搭載した旅客機で、1946年6月に初飛行。ライバルだったロッキード・コンステレーションと同様の与圧キャビンを備え、乗員・乗客は57〜107名。約500km/hの巡航速度で約4,800kmの航続距離を誇った。後の発達型DC-7シリーズと比較しても経済性、信頼性に優れており、最高のレシプロ四発旅客機とも呼ばれている。旅客機型のDC-6、胴体を延長した貨物型のDC-6A、DC-6Aの旅客機型DC-6Bと軍用型C-118/R6Dなど、合計約700機が生産された。日本航空は戦後の国際線用機材としてDC-6Bの採用を決定したが、人気が高くて入手が困難だったため、3機のDC-6Aを購入して旅客機仕様に改造。1954年2月から開設された東京〜サンフランシスコ線へ投入した。日航は、その後6機のDC-6Bを購入(別にチャーター1機)し、1969年3月まで国内外のあらゆる路線で運用した。
映画『ALWAYS続・三丁目の夕日』で登場する羽田を飛び立つJA6205
"City of Osaka"は1954年9月に日航が導入したDC-6Bの栄えある1番機。
今回PERFECT NUMBERでは、映画『ALWAYS続・三丁目の夕日』で登場したJA6205"City of Osaka"のDC-6Bを’80年代にフランス・エレール社から1/72スケールで製品化されたプラモデルをベースに航空機モデラーの第一人者、河野嘉之氏が製作する。すでにキットは絶版で現在コレクターズアイテムとなっているが、これを河野氏が徹底的にモディファイしてワンオフ作品として仕上げる。
ベースキット
エレール/フランス
サイズ
モデル全長:約451mm
モデル全幅:約497mm
モデル全高:約92.7mm(尾翼、ランディングギア含む)
(手作りによる完成品のため表記寸法と異なる場合がございます。)
改造・修正箇所
機体形状
ランディングギア
アンテナ
キットにはない就航当時の日本航空のカラーリングを再現。
製品内容につきましては予告無く変更す場合がございますので予めご了承ください。
<プロフィール>
河野嘉之 Yoshiyuki KAWANO
神戸市在住。主に飛行機を中心とする雑誌でライター、モデラー、イラストレーターとして活躍。近著に、『プラモデルStep Upテクニックガイド』(新紀元社)、『プラモデル・エアブラシテクニックガイド』(新紀元社)、『アメリカ海軍★海兵隊機の塗装ガイドVol.1〜2』(モデルアート社)、『トムキャット・カラーズ』(モデルアート社)がある。また、月刊『モデルアート』(モデルアート社)、季刊『艦船模型スペシャル』(モデルアート社)などでも連載を執筆中。
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